めぐみ保育園さんは、宮崎県宮崎市田野町にある幼保連携型認定こども園です。
2022年度から「チームビルディング会議」、「チームビルディング研修」、「1on1」などをご導入いただいています。川添園長、川添主幹に各サービスを導入してみてのご感想などを伺いました。
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- ※チームビルディング会議とは?
→会議ファシリテーターが園の問題解決をお手伝いします。園の主要メンバーで現在の問題を棚卸しして、その解決や振り返り・改善のための話し合いをサポートします。 - ※チームビルディング研修とは?
→心と体を動かす体験&対話型の研修です。楽しみながら課題解決ゲームに取り組み、コミュニケーションの活性化を狙います。 - ※1on1とは?
→めぐみ保育園さんでは、弊社金澤と職員さんで1対1の面談を行っています。成長を支援する目的のもと、定期的な振り返りの場をつくっています。 - ————————————————————————————–
――チームビルディングスと出会ったきっかけは?
川添園長:一番最初は2018年かな。保育団体の大会があって、その時にしまさん(弊社 中島)が講師の先生で来られていて、その研修会に参加したのが初めてのご縁でした。
それからずーっと間があいて、園がうまくいってない時があって。その時に同じ宮崎の先生がご紹介してくださって、実際にお話をすることになりました。
――当時の園は、どんなことに困っていましたか?
川添園長:トップダウン的なところもあったりして、なかなか自分たちの思いが伝わらなくて。園と先生たちがうまくいってない感じがあり、退職する先生の話も出たりしていました。
川添主幹:園内のコミュニケーションがうまくいかず、職員同士でもモヤモヤ感が生まれていたこともありました。
川添園長:色々なことが重なっちゃったのかな。みんなその時にはどうしようって不安だったと思います。方向性がバラバラな感じというか。自分も何か手を打たないといけないと思っているけれど、どうしたらいいのか悩んでいました。
――そこで、とりあえずチームビルディングスに話を聞いてみようと?
川添園長:はい。何かをしないといけないっていうところがあったので。
川添主幹:そこからしまさんと色々整理しながらスタートしました。
――最初は何から始まりましたか?
川添園長:自園では、しまさんが職員アンケートと職員面談をしてくださったんですよ。
それが僕にとってはすごくドキドキしたけれどキーポイントでしたね。園のことをどう思っているかっていうのは、なかなか率直に言えないじゃないですか。園長としても面談はするんですけど、実際言えないことがたくさんあると思うんですよね。
その結果をしまさんから聞いて、曖昧な自分がいたことに気づけました。例えば、先生たちから何かをお願いされて「あぁそうですね」で終わってたという…そうじゃなくて、すぐできること、ちょっと時間がかかること、全くできないことなどを明確にして伝えることが大事だと教わって。それで、もう曖昧なのをなくそうと思ったんです。他にも労働時間についてとか、率直な意見を知ることができたので、できるところはもうやるしかないと思いました。
――なるほど。園の現状を捉えるところから始まったのですね。
その後、チームビルディング会議をやってみてどうでしたか?
川添園長:チームビルディング会議で、問題を全部出して、優先順位は何なのかというところまで全部一緒に整理していただいたことがあって。ものすごく整理されましたね。
川添主幹:あと「今何をすべきか」を明確にできるようになりましたね。チームビルディング会議では、やることの日にちとか時間まで明確にするじゃないですか。今までは「じゃあ、まだ空いてる日にちとか分からないから、おいおい日にちや時間を見ながら決めていきましょう。」で、ずるずるいってしまってた部分があって。それが「来週何日は先生たちが揃ってるから、じゃあその日の何時から何々の議題をあげて、何々を話す。」みたいに決めますよね。そのおかげで、やるべきことがスムーズに達成できているので、すごくありがたかったです。
今では、役職のある先生たちも「じゃあいつやります」と明確にしてくれたりします。
――園内でも根づき始めているのは素敵ですね。
チームビルディング研修はどうでしたか?
川添主幹:チームビルディング研修は、経験年数や職種にかかわらず全員でやるので、なかなかお話しない先生同士も色々とお話ができたりしますよね。
あとは、この保育外の研修で良い関係性が見られても、いつもの保育内ではうまくいかないこともあったり、発見がありました。そこには何かの原因があるので、それをしまさんと相談しながら進めていきました。
川添園長:20代の先生から70代の先生までいるんですよ。世代関係なくチームビルディング研修を体験するので、そこでまたすごくチームワークができたりしますね。
川添主幹:その後の時間も有効活用してみんなでご飯食べに行ったりとか、繋がっていきますしチームビルディングスさんは色んなきっかけを作ってくれます。
――ありがとうございます。
では、1on1を導入してみてどうですか?
川添園長:今2人の先生がともちゃん(弊社 金澤)に直接1on1をしていただいています。話すことで気持ちが整理されたり、時には第三者からのアドバイスをもらえて、色んな気づきがあるようです。
自分たち園内の管理職とはまた違う目線でともちゃんがお話してくださるので、先生たちにとっては「こういうことか」と気づきがあったりするみたいですね。
極端にすぐ効果が出るものではないですが、進んだり戻ったりを繰り返しながら、少しずつ成長している気がします。
川添主幹:先生たちは、私たちにも相談をしてくれるんですけど、なかなか明確な答えが出ない時があるんですよね。そこに第三者のともちゃんがいて親身に話を聞いてくれることによって、色々な答えが出てきたりするんです。そこがすごくありがたいと思っています。
また、1on1を直接受けている2人はもちろん、私たち管理職もすごく力をもらえています。こういう時にはこうやって尋ねてみたら良いんじゃないか、こういう伝え方が良いんじゃないかなど、アドバイスをもらえて、とても勉強になっています。
――色々なサービスを導入いただいて、園にどんな変化がありましたか?
川添主幹:面談の中で「週休2日制を導入してほしい」という声があり、導入しました。それにより、先生たちの気持ちも変わってきました。また、保育面の整理も的確にお手伝いいただけて、先生たちの心のゆとりが少しずつできてきていると思います。
あと、先生たちが意見が言えるような雰囲気にもなってきましたね。
関わっていただいて2年目くらいからかな。役職がついてる先生だけじゃなくて他の先生たちも何となくそういう雰囲気に。まだまだだとは思いますけど、以前に比べては、色々な話が出てるんじゃないかなと思います。職員会議の時など議題に沿って進めていく中で、なかなかお話をしなかった先生がお話をするようになってきたりしています。
――嬉しい変化ですね。その他、良かったことはありますか?
川添園長:僕はもう職員アンケートですね。本当これ他の園長先生もぜひぜひやられた方がいいと思います。僕もすっごい緊張だったんですよ。でも現状を知ることができました。
園としての方向性をもっと明確にして、先生たちにもしっかり関わることが大事だっていうことに気づかせてくれました。当たり前のことなんでしょうけれど、そこに気づくきっかけが職員アンケートでした。
川添主幹:そうですね。やっぱり管理職の立場としてはチームビルディング会議で、園にとって何が重要なのか、何をやるべきか優先順位をつけて整理できることが一番良かったことですね。それもしまさんが職員への伝え方なども一緒に考えてくれるんですよ。こういう言い方であれば棘がないとか。そこは私たちだけじゃなかなか考えられないところなんですよね。そういうのも明確にしてくれてとても助かっています。
川添園長:しまさんたちがいてくれるのは本当にすごく大きいですね。色々整理してくれて、アドバイスもいただいて。園長は一人で何もかもしないといけないっていう考えだったので。
――そうですよね。
今の時代、園長先生や管理職の皆さんだけで抱え込むには、色々ありすぎて大変ですもんね。
川添園長:でもこれでいいんだって思いました。一人ですごく頑張って分からないことが分からないままになっちゃうよりは、こうやっていろんな方に携わっていただいて、それでいいんだって。そうすることで、僕自身も心のゆとりというか、安心感がありますね。
川添主幹:今日のインタビューで、こんなことがあったんだなとか、あの時は大変だったなとか、思い出しながら振り返ることができました。このインタビューをきっかけにチームビルディングスさんの力をもらって、もっとより良い保育園さんが全国に広がればいいなというのが率直な気持ちです。
――ありがとうございます。皆さんのお力になれているのであれば、私たちもとても嬉しいです。
現在は「クレド制作」にも着手されているめぐみ保育園さん。
これからも皆さんのいい園づくりを応援しています。今日は本当にありがとうございました。
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※クレド制作とは?
→園で大切にしている保育観(理念・方針・目標など)を、現場で活かしやすいクレドとして再構築し、浸透・実践につなげるところまでお手伝いします。 - ————————————————————————————–