こんにちは。しまです。
人の顔色を伺うは、武器になる。
僕は幼少期の頃から、繊細で人の顔色を伺い、他人の目を気にする子どもでした。
「今日は親の機嫌が悪そうだからリビングにいたくないな、あまり話さないようにしよう」
「(友達と話しているときに)あれ、少し嫌そうな顔をしているけど、大丈夫かな?」
「あのときちゃんと発言できなかった。バカって思われただろうな」
それはそれは、すごくコンプレックスで生き辛かったのを覚えています。
でも、今はそれが自分の武器になっています。
「人の顔色を伺う」とか「他人の目を気にする」というのは、一見するとネガティブな感じがしますが、これを能力だと捉えて、別の見方をすると「機微を捉える力(起きていることに気づく能力)」が高いとも言えると思います。
我々ファシリテーションの仕事は、場で起きていること(目に見えること・見えないこと)を捉えて、それに対して介入をしていきます。
「少し顔色が強張ったな」とか「目線を少し下げたな」「空気感が重たいな」とか、そういった小さな変化を捉えて、
「納得が言ってないのかもしれない」「本当は言いたいことがあるのかもしれない」と、見立てを立てて、言葉にしていただくように介入をしていきます。
その小さな変化と見立てを立てて、ファシリテーターが介入し続けることに、場に気づきが生まれ、当事者同士の関わり方が変化していきます。
なので、そもそも気づく能力が高くないと良い場づくりはできません。
自分が言うには、「人の顔色を伺ってしまう」「他人の目を気にする」傾向のある人は、ファシリテーターとしての素養があります。だから悲観せずにその能力を伸ばしていくと良いと思います。
最後に
自分は大学1年生でファシリテーションというものに出会いました。一番最初、初めて子どもたちに向けてファシリテーションをやったとき、頭が真っ白になって何もできませんでした笑
でも、今はそれが仕事になっています。ほぼ、毎日どこからしらのお客様の会議や研修の場で継続的にファシリテーションをしています。関わるところ、ほぼリピートをいただけ、ご紹介までいただけています。
学生時代の自分からすると、こんな人前で話す仕事をするとは夢にも思ってませんでした。だから、弱みは強みにもなるし、人は変われると自分は信じています。
「1人ひとりの力を最大限発揮できる環境を整える」これは自分の使命だと思っており、これからの人生はそれを軸に仕事をしていきたいと考えています。