【しまblog】なぜ、会議で意見が出ないのか?

2022.05.04
ブログ

こんにちは。
しまです。

今日のテーマは

なぜ、会議で意見が出ないのか?

園で聴くお悩みの一つです。
「何か意見ある?」と促しても、沈黙が続いてしまったり、発言するのはいつも特定の人だけだったり、
我慢できなくなって「私の独壇場になってしまいます」みたいなお話を本当によく聴きます。
なので、なぜ、会議で意見が出ないのか?についてフレームワークのロジックツリーを通してそれっぽく考えてみました。

※ロジックツリーについては、この記事がわかりやすいです。

要因は大きく3つ

自分が言うには、要因は大きく3つです。

・議題に対しての知識がない(足りない)
・議題や進行がイマイチ
・話しにくい雰囲気がある

議題に対しての知識がない(足りない)

園には経験値の豊富な職員もいれば、まだ経験の浅い職員もいます。その議題に対しての経験値(体験の量)が不足していると、そもそも何を話していいかわからないということもあります。

なぞなぞ(クイズ)の引き出しがない人に、「なんかなぞなぞ出してよ!」と言っても、そもそも引き出しがないから出せない感じです。
その議題に対しての引き出しがないと、「なんか意見ある?」と求めても、それは酷ですよね。

そういった場合は、そもそも経験値のある職員だけを参加させたり、経験値の浅い職員には見学しててもらったりするのが良いと思います。

または経験値はあるけど、出せない場合は事前準備が不足している場合もあると思います。そう言った場合は、事前に議題を提示しておいて答えを考えてきてもらうのも一つです。

議題や進行がイマイチ

2つ目の要因は、「議題や進行がイマイチ」です。これもよくあるのですが、報告系と議論系の議題がごちゃごちゃになっていて、職員がその場で何を話していいのかわからなくなっていたり、進行がイマイチで話が脱線したり、まとまらなかったりすることがあって、(会議も時間通りに終わらないし)話しても無駄だと諦めてしまっていることも考えられます。

話しにくい雰囲気がある

3つめの要因は、「話しにくい雰囲気がある」です。「意見言ってもいいよ!」と言いながら、意見を言ったら「そんなことも知らないの?」「その意見はないわー」みたいな感じで否定されてしまう文化があると、そもそも話せなくなってしまいます。

自分たちの職場に置き換えて考えてみる

もし、「うちの園も意見が出ないんだよなぁ」と思われたら、「なぜ、意見が出ないのか?」のロジックツリーを書いてみるのがおすすめです。書いてみると、要因が見えてきます。要因がわかれば、何をやっていけば良いのかが自ずと見えてきます。

もちろん、要因がわかっても自分たちで解消することが難しい場合は、我々のようなファシリテーターをいれることもおすすめです。

第3者のファシリテーターをいれると、当事者同士で話しにくいことも話されたり、議論に集中できたり、意見がまとまりやすくなります。私たちも8月から外部のファシリテーターを継続的にいれる予定ですが、外部の力(外圧)を活用することも、変革するときには必要だと思います。