2020年度、約1年間にわたりご導⼊いただいたグローバルキッズ⼤船園の菅野施設⻑と施設運営のサポートをしている本部の橋本さんにインタビューをさせていただきました。グローバルキッズ⼤船園は2020年4⽉に開園した保育園です(担当:富川(トミー))
この園では、⼼理的安全性を⾼める研修やリーダーたちとのミーティング、⾯談やワイガヤミーティングの型の導⼊をしました。
2020年6⽉2⽇に初めてオリエンテーションしましたが、もう早いもので1年が経ちますね。
チームビルディングに関わるさまざまなことを1年通して実施しましたが、いかがでしたか?
菅野先⽣:
やって良かったなと、思いました。とても楽しく、来年度は職員がさらに増えるので引き続き⾏っていきたいです。
中島:
良かったです。チームビルディングを経て職員の変化はありましたか?
菅野先⽣:
それこそ最初の頃は、職員会議や昼礼で「困っていることや先⽣たちから連絡など何かありますか?」と聞いても「・・・(沈黙)」でしたが、回を重ねていくごとに、職員会議や昼礼の時も発⾔をしてくれるようになりました。今では無い時は「無いです」と意思表⽰もしてくれるようになったので、まずはそこが1年間で⼤きく変わったと思っています。
それは、チームビルディング研修や毎⽉ワイガヤをやることができたからこそ、「発信⼒」が持てたのではないかと。
中島:
実際さっき職員もワイガヤをやっていることで発⾔ができるようになってきたと話をしていましたもんね。
橋本さん:
私、菅野先⽣のすごいなと思っていることがありまして。こういった研修ってその⽇限りでイベント化しちゃいがちになると思うのですが、チームビルディング研修で扱った⽬標を職員みんなが⽬に留まるように廊下に掲げていたり、毎回視界に⼊る⼯夫をしたり、ワイガヤを職員会議の⽇のお昼にやることによって職員会議で共有できるように仕組化し、全てを線につなげているのがすごい。
富川:
本当にそうですよね。そして園コミュ(施設⻑と職員との⾯談)も2ヶ⽉に1回やっていますもんね。
菅野先⽣:
そうですね。1年あっと⾔う間ですから、職員⼀⼈ひとり課題や何を⽬的に頑張っているのかを定期的に確認する場⾯があると良いと思っています。それに、職員たちが感じている私の課題を教えてもらえることもあるので、それも良いですね。
富川:
施設⻑との⾯談の時間で、施設⻑が職員のことを知る時間であると同時に職員が施設⻑のこと知る時間でもある。お互いがお互いのことを知ることができるからこそ関係性って良くなるし、注意って⾔ったら変だけど指導のポイントも⾒えますよね。
菅野先⽣は、仕組み化をするのも上⼿ですが、その前提のあり⽅として、職員⼀⼈ひとりのことを考え、まっすぐ向き合おうとしているのが伝わってきます。
橋本さん:
そう、そこがやっぱり職員みんなが施設⻑として認めていく第⼀歩になったんじゃないかなと⾔うのを近くで⾒ていてすごく感じていました。
この約1年間で信頼関係が積み上がってきましたが、来年度はどんな1年にしていきたいですか?
菅野先⽣:
そうですね。コロナが落ち着くことを願いつつ、もっと⼦どもたちが楽しめる⾏事をやりたいし、保護者の⽅々がグローバルキッズ⼤船園に預けて良かったと思ってくださるような1年にしたいです。職員のみんなには、プロとしてどうありたいのか、そのために⾃分が今何をすべきかをもっと考えてほしくて、⼀⼈ひとりのスキルをさらに磨くことが出来れば良いなと思っています。園全体でさらにレベルアップしていきたいです。
インタビューを終えて。
菅野先⽣を⼀⾔で表すと「真っ直ぐな⼈」です。職員⼀⼈ひとりと真剣に向き合い、「良いこと」「伸ばしてほしいこと」をきちんと伝えながら、しっかりこの1年で信頼関係を築いてきたように思います。そう感じた1番の理由は、職員の皆さんが「この園でずっと仕事したい」「菅野先⽣が施設⻑でよかった」「菅野先⽣が施設⻑だったからやってこれた」と1年のふりかえりの時にお話していたことです。職員⼀⼈ひとりのことを真剣に考え、今どうしたらいいのかを全⼒で向き合うこと、私も⼤事にしたいと思いました。
富川